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高校生活にゆとりができるまで休憩します。
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2007/03/31 (Sat)
折角の春休みを利用して久々にスケートに行きました。

時間の都合によりざっくばらんに解説していきます。文末が敬語になったり言い切りになったりするのはデフォルトです。

【プロローグ】
ややブランクがあったせいか、氷上ではやや体が強張る驟雨:チェリーボーイ。「摩擦力は無くなったんだけどやっぱり空気抵抗があるから速さは落ちるんだね」とやや理屈的なことを隣に居た平松に訊いてみたら「なんなぁ」と一蹴されたことが鮮明に浮かんでいます。

【一章】
全員で4人、スケートに行きました。いそいそとチケットを買い漁り、フロントに持っていく姿。平松が「手袋忘れたぁ」と受付に絡んでいるのを横目に、「他人のフリをしよう」と口裏を合わせる僕たち。まるでその団結力は小学校の組体操を超える。

【二章】
いきり立った4人のゆとりは、さもプロスケーターの如き足捌きでロッカールームを後にした。向かうリンクには人は疎らで、春を感じずにはいられなかった。


~中略(大したことがなかったので)~


【最終章】
靴下はすっかり濡れ、驟雨は最後の余韻を楽しむようにリンクを一周した。夕方の人口密度は意外と低く、邪魔になるようなものは少なかった。滑りながら今日一日を思い出す驟雨。やはり自分自身成長できたのかな、とリアルで変な考えだったので考えるのをやめた。


【エピローグ】
「おぃ烏谷、手荷物忘れとるっつーの!」
車の中で一段と元気の無い声が響く。ある友達が荷物を忘れていた。大したものは入っていないのだが同じ高校の平松が持って行くことになった。人の情というものを久々に感じた。




あとがき

春は人間を本能だけの獣にしてくれる、そう思った。
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* ILLUSTRATION BY nyao *